🤔【外食】「イタメシ」「韓国料理」など専門料理店の倒産最多 ~ インバウンドの取りこぼしと輸入食材の高騰 ~
最近、「イタメシ」や「韓国料理」みたいな専門料理店の倒産が過去最多になっちゃったって話だよ。背景には、インバウンド観光客が戻ってきたのに、なぜかそういうお店にはあまりお金が落ちてないって「取りこぼし」があるみたい。加えて、円安とかで輸入食材がめっちゃ高騰してるのがダブルパンチで効いてるんだって。ネットでは「やっぱそうなるか」「価格転嫁も難しいしな」みたいな厳しい声が多いね。
この話題どう思う?
ネットの反応
- 円安と食材高騰じゃ、そりゃ潰れるよな。特にイタリアンとか韓国料理は輸入に頼る食材多いし。
- インバウンドって言っても、外国人観光客は寿司とかラーメンとか和食目当てでしょ。イタメシや韓国料理は自国で食べられるから優先順位低いのかも。
- それな。日本に来てまでパスタ食べないだろってのはある。現地の味を求めるなら別だけど、日本風にアレンジされたものは求めてないだろうし。
- 価格転嫁できないのが痛い。日本人だって物価高で外食控えるようになってるし、値上げしたら客足遠のくしで八方塞がりだろ。
- ほんとそれ。特に個人店とかは仕入れも弱いから、大手みたいにコスト吸収できないだろうし。見てて辛い。
- 人手不足も深刻らしいからな。賃上げしないと人が来ないけど、その原資もないっていう悪循環。
- 結局、高価格帯の高級店か、徹底的に安い大衆チェーン店しか生き残れないってことか?中間層の店が一番キツイ。
- 日本の経済が弱いからだよ。みんながもっとお金使えれば良いんだけど、給料上がらないし。
- まさにデフレマインドが染み付いちゃってるからな。ちょっと値上げしただけで「高い」ってなるし。
- インバウンド対応に費用かけるのも体力いるし、中小の店には無理ゲー感がすごい。
- 質の良い店がどんどん消えていくのは悲しいな。特色のある店が減って、どこも同じようなチェーン店ばかりになったら寂しい。
- 外食産業、コロナ禍で生き残ったと思ったら今度はこれか。本当に厳しい世界だ。
- 国は何か対策打てないものかね。このままだと日本の食文化も画一的になっちゃうぞ。
- 個人的には、近所の美味しいイタメシ屋さんが潰れないか心配。応援するしかないか。
- 日本のインバウンド戦略、特定の業種にしか恩恵が行き届いてない問題は前から言われてたことだもんな。対策が必要だよ。
ヨンダ博士の解説

ミコ
博士、最近「イタメシ」とか「韓国料理」のお店の倒産が増えてるってニュースを見ました。これってどういうことなんですか?

ヨンダ博士
おお、ミコちゃん、よく気づいたのう。そうじゃ、身近な専門料理店の倒産が過去最多を記録したという衝撃的なニュースじゃよ。コロナ禍から回復するどころか、さらに苦境に立たされている店が多いということじゃ。

ミコ
「イタメシ」って言葉、なんだか懐かしい響きですね。もはや新しいのでは…?

ヨンダ博士
ハハハ、そうじゃのう。ワシが若い頃はよく使ったものじゃが、今や新鮮に聞こえるかのう。だがのう、この問題は「イタメシ」という言葉の古さどころではないんじゃよ。

ヨンダ博士
実は、急速に進む円安で輸入食材の値段が跳ね上がり、さらに人手不足で人件費も高騰しておるんじゃよ。

ミコ
え、円安でそんなに影響があるんですか?確かに、パスタとかチーズとか、イタリア料理って輸入食材が多いイメージですけど…。

ヨンダ博士
その通りじゃ。特に「イタメシ」や韓国料理は、オリーブオイルやチーズ、あるいはキムチの材料といった輸入に頼る食材が多いから、円安の直撃を受けてしまうんじゃな。仕入れ値が上がっても、客離れを恐れてなかなかメニューの価格を上げられない店も多いのじゃよ。

ミコ
なるほど…。でも、インバウンドのお客さんが増えてるってニュースもよく聞きますよね?そういうお店にも恩恵はないんですか?

ヨンダ博士
それがのう、インバウンドの恩恵も一部の店に集中しておるのが現状じゃ。「寿司」や「ラーメン」といった、いかにも日本らしい料理を求める観光客が多いから、「イタメシ」や韓国料理は取り残されがちなのじゃよ。まるで、運動会でリレーのバトンを渡されずに、みんなに追い抜かれてしまうようなものじゃな。

ミコ
え、それ例え下手ですよ!バトン渡されないのはかわいそうすぎます…!でも、確かに観光客がみんな寿司とかラーメンに行くのはわかります。そこで博士!もういっそ、イタリアンと韓国料理をフュージョンさせて「イタカン食堂」とか出したら生き残れるのでは?

ヨンダ博士
うむ、ミコちゃん、なかなか面白い発想じゃのう!そういう柔軟な発想もこれからの時代は大切じゃ。だが、経営が苦しい中で新しい業態に転換するのは、並大抵の労力ではないんじゃよ。既存の店を維持するだけでも大変なのが現実じゃ。

ミコ
確かにそうですよね…。なんか、物価高とインバウンドの恩恵の偏りが、こんな身近なお店の倒産に繋がっているなんて、ちょっとショックです。

ヨンダ博士
そうじゃな。このニュースは、私たちの食卓を彩ってきた多くの店が、見えないところで経済の荒波に立ち向かっていることを教えてくれるんじゃよ。単なる「イタメシ」の倒産ではない、現代の経済課題が凝縮されておるというわけじゃな。

ミコ
博士、ありがとうございます。美味しいものを食べに行くだけじゃなくて、その裏にあるお店の大変さも知ることができました。私たちができることって何だろう…って考えちゃいます。
この話題の背景
このタイムラインは、コロナ禍以降の外食産業が直面した困難と、その後の経済情勢の変化が特定の業態に与えた影響を浮き彫りにしています。パンデミックからの回復期にあるにもかかわらず、輸入物価高騰と、インバウンド需要の恩恵が広く行き渡らないという二重の課題が、専門料理店の経営を圧迫している現状が背景にあります。
関連キーワード解説
インバウンド需要の取りこぼし
「インバウンド需要の取りこぼし」とは、訪日外国人観光客(インバウンド)が日本を訪れて多額の消費を行っているにもかかわらず、特定の業種や店舗がその恩恵を十分に享受できていない状況を指します。本記事の文脈では、「イタメシ」(イタリア料理)や「韓国料理」などの専門料理店がこれに該当します。観光庁のデータによれば、2023年の訪日外国人旅行消費額は5兆円を超え、過去最高を記録しましたが、その消費は特定のカテゴリーに集中する傾向が見られます。特に、和食、ラーメン、寿司、焼肉といった「日本ならでは」の食体験や、免税店での買い物、宿泊施設などが主要な消費先となっています。例えば、ある調査では、外国人観光客の飲食費のうち約7割が和食関連に費やされているという結果も出ています。対照的に、イタリア料理や韓国料理は、訪日観光客の母国や他の国際都市でも体験できるため、日本での優先順位が低くなりがちです。さらに、多くの専門料理店、特に個人経営の小規模店では、多言語対応の不足、キャッシュレス決済の多様性への対応の遅れ、SNSを通じた情報発信力の弱さなどが、インバウンド層へのリーチを阻んでいます。これらの要因が複合的に作用し、回復したインバウンド需要を「取りこぼし」、結果として経営不振に陥る店舗が増加していると考えられます。
輸入食材の高騰
輸入食材の高騰は、外食産業全体に深刻な影響を与えていますが、特に輸入食材への依存度が高い専門料理店にとっては死活問題となっています。この高騰の背景には、複数の要因が絡み合っています。まず、最大の要因として挙げられるのが急速な「円安」です。2022年以降、日本円の価値が対米ドルで大きく下落し、1ドル130円台から150円台にまで進んだことで、輸入にかかるコストが劇的に増加しました。例えば、イタリア料理で不可欠な小麦粉(パスタ、ピザ用)、チーズ、オリーブオイル、ワイン、生ハムなどは、すべて海外からの輸入に頼っており、円安の影響を直接的に受けます。韓国料理も、キムチの主要原料である唐辛子や、一部の肉類、調味料などが輸入に依存しています。次に、ロシア・ウクライナ戦争の長期化が、世界の穀物価格や原油価格を高騰させ、これにより食材自体のコストに加え、海上運賃や物流コストも上昇しました。さらに、コロナ禍からのサプライチェーンの混乱が完全に解消されていないことも、食材供給の不安定化と価格上昇に拍車をかけています。中小規模の専門料理店は、大手チェーン店のように大量仕入れによる価格交渉力を持たないため、高騰した仕入れ値をそのまま受け入れざるを得ず、これが経営を圧迫する大きな要因となっています。
専門料理店
本記事でいう「専門料理店」とは、「イタメシ」「韓国料理」のように、特定の国や地域の料理、あるいは特定のジャンルに特化した飲食店を指します。これらの店舗が倒産件数で最多となっているのは、その業態が持つ特性と現在の経済状況が密接に絡み合っているためです。まず、多くの専門料理店は、特定の輸入食材に大きく依存しています。例えば、本格的なイタリア料理店であれば、イタリア産の小麦粉、チーズ、オリーブオイル、ワインなどが料理の質を担保する上で不可欠であり、これらの高騰が直接的に原価を押し上げます。メニューの構成上、他の安価な食材への切り替えや大幅な変更が難しく、コスト上昇を吸収しにくい構造です。次に、これらの店舗の多くは、チェーン店と比較して規模が小さく、個人経営であることが多いため、仕入れにおける価格交渉力が弱く、また、販促活動や人件費、光熱費などの固定費の負担も相対的に重くなります。さらに、コロナ禍で大きく落ち込んだ飲食需要が回復してきた中で、消費者の選択肢は多様化し、競合も激化しています。特にインバウンド需要においても、日本固有の食体験を求める傾向が強いため、多様な食文化を提供する「専門料理店」は、ターゲット層とのミスマッチが生じやすく、需要を取り込みにくいという課題に直面しています。これらの要因が複合的に作用し、経営の脆弱性が露呈しやすい状況となっているのです。
編集部の視点
この現象は単なる輸入食材高騰とインバウンドの取りこぼしに留まらない。むしろ、数十年にわたり日本の外食産業を支えてきた「手頃な異国情緒」というビジネスモデルの終焉を告げていると捉えるべきだ。
かつて円高と安定した国際物流に依存し、本格的ながら手の届く価格でイタリアンや韓国料理を提供してきた専門料理店は、現在の急激な円安とサプライチェーンの不安定化に対し、構造的な脆弱性を露呈している。彼らが提供する「本場の味」は、特定の輸入食材に強く紐付くため、コスト高騰下での代替材への切り替えや価格転嫁が極めて難しいのが現状だ。
さらに、インバウンド需要も彼らに味方しない。「せっかく日本に来たなら和食」という旅行者の心理が優先され、彼らは日本の食体験を求める。自国でも享受できる専門料理は優先度が低く、結果として「顧客のミスマッチ」が深刻化している。これは、経済的な効率性だけでなく、文化的な消費行動の変化がもたらす再編と言える。
過去には、バブル崩壊後の「本物志向」が、コストを度外視しない形で外国料理店を支えた時代もあった。しかし今は、コストと価値のバランスが厳しく問われている。今後、この中間層の専門料理店は淘汰が進み、非常に高価格帯で「本物」を提供するか、国産食材を積極的に活用した「日本的アレンジ」に活路を見出すかの二極化が進むだろう。日本で多様なカジュアルダイニングを楽しむという、かつての当たり前が失われつつあるのかもしれない。